2018年4月13日発行のヒコーキジャーナル第232号で奈良基地で展示している退役展示機を紹介したところ、読者の方から1962年10月に奈良基地で撮影した84-8100と書かれているF-86Dの写真を送っていただきました。 ありがとうございました。
今から55年6か月前に撮影された写真で、国内で展示している展示機の最長展示機ではないかと思い驚いていたのですが、この機体の本当の機体番号は私が所有している資料にF-86D-50(04-8196)とあり、84-8196号機についてネットで調べてみると、ある方のブログに1967年の松島航空祭で展示している04-8196号機の写真がありました。
ということは、1962年10月に奈良基地で展示していた84-8100と書かれているF-86Dは04-8196号機ではないということになります。

インターネット航空雑誌 ヒコーキジャーナル第232号

この2枚が送っていただいた1962年10月に奈良基地で撮影した84-8100と書かれたF-86Dです。

ラジオコールプレートに5348ろ刻まれており、ほぼこの機体は81-5348号機で間違いないでしょう。

2015年12月2日撮影写真

この機体もキャノピーの劣化のため、ラジオコールプレートを確認できませんでした。

F-86D(04-8196  84-8100と書かれている)

説明板

以前の説明板ですが相違点等を1枚1枚調べる時間がないので、どこが変わったなどは読者の方々で見てください。

主脚をロックする部品(名称を忘れてしまいました)にも276と書かれています。

F-1(70-8276)

2018年4月8日、奈良県奈良市にある航空自衛隊奈良基地の一般開放に行ってきました。
奈良基地へは2015年12月以来で4~5回目だと思います。
当日は基地・駐屯地内にある桜を見てもらうために全国各地でイベントが行われており、近畿だけでも私が把握しているだけで4ケ所で行われていました。
関東圏では熊谷・滝ヶ原・朝霞などの基地・駐屯地や、所沢の航空発祥記念館の格納庫やYS-11の公開などがあり、滝ヶ原は行ったことがなく、朝霞は訓練用のCH-47Jが見られるかもと思ったが、これからの基地・駐屯地祭への資金と体力の温存のために近畿の2ヶ所を日帰りで行ってきました。
近畿の4ケ所を1日で一網打尽しようかと思いましたが計画時点で不可能と判断して3ヶ所に絞ったが、2ヶ所目の撮影終了時点で3ヶ所目をあきらめ、都会で一杯飲んで帰ってきました。
今号では奈良基地の退役展示機しかリポートできませんでしたが、ここで終わらないと当分発行できませんのでたぶんNo.2は無いと思いますが、一応奈良基地一般開放No.1としておきます。

私がデジタルカメラで撮影した84-8100と書かれている機体の写真で、送っていただいた写真と似ている画角の写真は2012年5月26日撮影のこの写真でした。

84-8100という機体番号のF-86Dは航空自衛隊に存在せず書き換えられた機体というのは間違いないが、この機体の本当の機体番号は何番なのだろう?


私では答えが出ないので、各地で展示している機体に詳しい方に聞いてみると、現在展示している機体は二代目で04-8196号機で間違いないだろうとのこと。
そして1962年に撮られた機体は一代目のF-86Dで、これについては機体番号はわからないそうです。
よって55年以上展示している機体ではなく、いつ頃二代目になったのかはわかりませんでした。
一代目の機体番号かや、二代目といつ頃代わったかをご存じの方は教えてください。

写真提供ありがとうございました。 皆様も古い展示機の写真があれば提供お願いします。

現在小牧基地で保管しているT-6G(52-0075)はここに展示していたと思うのだが、奈良基地展示時代のフィルム写真を探してスキャンして掲載するのに時間がかかるので、検証は又の機会に先延ばしします。

この後に奈良基地の資料館である松林苑に行っていますし、当日は他の場所にも行っているのですが、時間がないので次号で紹介するかもわかりませんがたぶん流れるでしょう。
すべてをリポートできませんが、取材過多の状態ですのでご了承ください。






                                              以下2018年4月18日追加掲載

〇 奈良基地展示のF-86Dについて

ナイキJ

2012年5月26日撮影写真

説明板

現在のステンシルの下に以前のステンシルの痕があり、以前のステンシルにも81-5348と書かれています。

T-33A(81-5348)

説明板

F-104J(56-8653)

以前の説明板

ロケットランチャーによく書かれている機体番号も確認できませんでした。

キャノピーの劣化等もあり、ラジオコールプレートは確認できませんでした。

以前の説明板

2012年5月26日の状態

2015年12月2日の状態

テール部分が壊れていました。 なぜ?

銘板等

T-34A(51-0331)

説明板

ラジオコールプレートを見ることができ、この機体はほぼ62-7527号機で間違いないでしょう。

奈良基地の展示機はキャノピー越しですが、コックピットを見られるようになっています。 F-86Fは劣化したキャノピー越しですが・・・

F-86F-40(62-7527)

次はメイン退役機展示場の機体を紹介していきます。

これは2016年12月2日に撮影した70-8276号機の説明板ですが、色々変わっています。 F-1のエンジンであるTF40-IHI-801Aを調べてみるとターボファンエンジンとあり、なぜターボジェットにしたの?
まあターボファンとターボジェットの違いを的確に言えない私が指摘するのは失礼ではあるが、なぜわざわざ間違いの説明板に変更するのかな~?(ターボジェットが正解なのか~?)
他の諸元等については時間が無いので調べませんが、それらも合っているか怪しく思ってしまいます。

説明板   んっ!

70-8202号機の写真はデジタルカメラで撮影していないようで、フィルムカメラでは撮影していると資料にはあるが掲載するのに時間がかかるので、青森駐屯地の資料館で展示していたパネル写真を掲載します(一番奥の機体)。

製造番号S/N202と刻まれているので、F-1の2号機である70-8202号機が航空自衛隊に納入された時に一緒に納入されたランチャーが装着されていると思います。
なお、70-8202号機はどこかで展示されているとの情報はなくスクラップになったと思われ、70-8202号機の残っている部品はこれだけかもわかりません(左主翼のランチャーの製造番号は確認していません)。

右主翼に装着されているミサイルランチャーですが・・・

ラジオコールプレートが70-8276になっているので、この機体はほぼ70-8276号機で間違いないでしょう。

キャノピーは閉まっていましたが、初めてこの機体のコックピットを見ることができました。

右側面は近くに垣根があるため、超広角ズームを使ってもこれが限度です。

2012年5月26日に行われた基地祭の時の写真ですが、基地祭ではこのような状態になるので、退役展示機を撮りたい方は春の基地開放イベントがおすすめですよ。 来年春の奈良基地開放日に行かれてはどうですか。

2003年9月7日に行われた三沢航空祭で展示された同機。

正門を入ってすぐのところで展示しているF-1は皆さんの目にすぐ入り、多くの方々が見学していました。

歩行者の後に自転車部隊が入場しました。 計30数人というところでしょうか。

9時になり門が開けられ、他の基地の航空祭では走り出す人もいて皆さん興奮状態ですが、奈良基地一般開放を待っている方々はいたって冷静で、急いで入る人はいませんでした。

わかりにくいですが、3厘咲きくらいでした(3パーセント咲きということです)。

基地内から出ている樹木は桜ですが・・・

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バスで基地に行ったのですが、車内にいたおじさんによるとブルーインパルスが飛来した時の奈良基地祭の時はバスに乗れない人が4~5列で駅から基地まで道路を歩き、車が通行できないくらいだったと言っていたが、ブルーインパルスが来ないただの基地開放では、開門前に正門で待っているのはこれくらいの人数でした。

〇 2018年度奈良基地一般開放 No.1

これは以前撮影した銘板ですが上から塗装されており、まったく読むことはできません 航空自衛隊の教育基地としてやってはいけない行為です
この機体はキャノピーが劣化しすぎていて、ラジオコールプレートを見ることはできませんでした。

入場すると、自衛隊奈良地方協力本部のマスコットキャラ「そらしかくん」が迎えてくれました。
奈良地方協力本部のマスコットキャラは他に、陸上自衛隊の「りくしかくん」と海上自衛隊の「うみしかくん」がいます。