◎ 中 国 地 方 撮 影 旅 行 No.2(7月21日撮影分)
この機体は所有者から、自衛隊に返却要請を入れており、まもなく返却されるかもわかりません。
次は富士FA-200です。
昔はここにJA5001のプロペラが付いていました。 貴重なプロペラはどこに・・・?
今回の見学前に電話連絡により撮影主旨を伝えたところ職員より撮影許可をいただいたが、頂上からF-104のところに行くまでには立入禁止のロープがいくつかあり、一般見学者はF-104の所まで行けませんので、行かれる方は事前に連絡を入れないと見学できない可能性があることを伝えておきます。
川崎重工銘板にはCUSTOMER'S SERIAL NOがJG31089と刻印されているので、31089号機で間違いなしです。
ドアは開閉できませんでした。
7月21日9時過ぎに大阪を出発し、この旅がはじまりました。
事前に展示機のある自衛隊関係の場所に見学申請したのは、共に陸上自衛隊の日本原駐屯地・三軒屋駐屯地・海田市駐屯地の3ヶ所でしたが、日本原駐屯地は2週間前に書類として見学申請をしなければだめだと断られ、海田市駐屯地は機体が見せられる状態(老朽化)ではないので見学できないとのことでした。
日本原駐屯地の2週間前に書類として見学申請をしなければだめ(ホームページには書かれていないと思います)とは、全国の陸上自衛隊駐屯地の見学をしている私としては初めて言われたことで、航空自衛隊でも入間基地に言われた以来の全国で2ヵ所目のことでした。(連絡は2週間前を切っていました)
日本原駐屯地の展示場はオープンエアミュージアムという看板を掲げているわりには、あまりオープンではない雰囲気を感じました。
しかし行事の時ではなく単独で見せていただくのですし、駐屯地の色々な考え方があるのでしょうから従うべきことでしょう。
唯一見学申請を受けていただいた三軒屋駐屯地がこの旅の一番最初の見学地となりました。
笠岡地区農道離着陸場の概要
一周しました 左翼端のへこみは展示早々重機にぶつけてしまったそうです。
所有者の方によると前回も大阪の方が朝早くから見にきたと言っていたので、ヒコーキ雲に掲載している2007年に行ったKUPANBAさんのことでしょう。 頼めば見学できるのかと書いたホームページを見たことがあると言っていたので、所有者さんもヒコーキ雲を見たことがあると思います。
OH-6Dは撤去されるかもわかりませんが、回転する展示方法の飛行機を見たことがないので、いつまでもFA-200を展示していただければと思いました。
7月21日最後の見学地は笠岡地区農道離着陸場です。
この機体は電動で回転するようになっています。
防衛庁銘板の機体番号はJG31144と刻印されているので、この機体は31144号機で間違いありません。
エンジンは装着されたままです。
後部に袋を置いていたので何なのか見てみると、機体カバーのようでした。
ラジオコールプレートはありませんでした。
2010年5月16日に北宇都宮駐屯地で撮影した31193号機ですが、この機体には31221号機のテールブームを装着しています。
テールブームは31193号機の物のようです。
44の上部部品が外されているようです。
OH-6D(31144)
退役時は部隊表記から航空学校霞ヶ浦校で使用していた機体です。
○ 岡 南 飛 行 場
飛行場入口にあるヒコーキ雲にも掲載している看板
2007年の時点と比べると絵は薄くなり、イタズラ書きが書かれました。
岡南飛行場管理棟 ここの屋上に展望デッキがあります。
25年ぶりに岡南飛行場(行った時は岡山空港)に来たのですが、以前にあったターミナルビルは壊されて新しい管理棟になったようです。 前に行ったときの記憶はあまりないのですが、展望デッキに双発機が展示していたことは覚えており、その機体が戦後日本の双発機1号機であったことはヒコーキ雲により知りました。
岡山県により貴重な双発機1号機を処分されたことは非常に残念なことですが、岡南飛行場の看板に装着していたプロペラはせめて保存してくれているのでしょうね〜?
岡山県職員で見ておられる方! プロペラの行方を調べていただき、ヒコーキジャーナルまでご一報をよろしくお願いします。
下山しました また来るからF-104をいつまでも展示していてね!
次は岡南飛行場です。
下山開始です。
Japcon事務所及び格納庫
以上が岡南飛行場のレポートでした。 Japcon格納庫内には多数のビジネスジェット機が置かれており、新岡山空港ができた後も使用事業会社などにより活気がある飛行場として残っているようですが、ただJA5001号機をスクラップ処分したことが永遠に残る飛行場となってしまったことが残念でなりません。
ローゼン航空及び四国航空格納庫
岡山県消防防災航空隊庁舎及び格納庫
岡山県警察航空隊庁舎及び格納庫
岡山市消防局航空隊庁舎及び格納庫
Cessna 172N/AT(JA4021) 運行者:個人 定置場:岡南飛行場
次は岡南飛行場を本拠地にしている各施設です。
Piper PA-28-140(JA3650) 所有者:個人 定置場:岡南飛行場
Piper PA-28-140(JA3525) 所有者:個人 定置場:岡南飛行場
富士 FA-200-180(JA3632) 所有者:Build-tech 定置場:熊本県
フェンスが二重にあるためきれいに写せません。
岡南飛行場管理棟入口
次は先ほど紹介した機体が置かれているエプロンから管理棟を挟んで反対側にあるエプロンに駐機していた機体を紹介します。
以下3枚は展望デッキにあった看板
Bell 206B(JA6137) 所有者:朝日航洋 定置場:朝日川越ヘリポート
Beechcraft A36(JA4154) 所有者:平尾建設 定置場:熊本県 元航空大学校機
Piper PA-28-161(JA3801) 所有者:個人 定置場:高松空港
Cessna 172R(JA123R) 運行者:岡山航空 定置場:岡南飛行場
次は展望デッキから撮影できた機体です。
76-8687号機の製造番号は683B-3187ですが、前脚ドア銘板の製造番号がKAC3187と刻印されていて3187が合っていますので、この機体は76-8687号機で間違いないでしょう。
ヒコーキ雲の5月の時点とは草が伸びたくらいで著変なし。
F-104J(76-8687)
一度頂上に登った後、反対側に少し降りたところに置かれています。
太陽光発電システムかな?
京山ソーラー・グリーン・パーク建物
ロープウェーが通っている時に来たかった。
山頂えきに到着!
登山中はきれいな岡山の街並みを見ることができます。
やっと中間地点です。
登山開始です 汗かきの私は既に汗びっしょりです。
ロープウェーチケット売り場跡
京山ソーラー・グリーン・パーク案内板
京山ソーラー・グリーン・パーク入口(登山口?)
以前はロープウェーで頂上まで行けたのですが、今は遊歩道を歩いていかなければなりません。
ヒコーキ雲に掲載されている2004年の時点と著変はなしです。
広報の方に聞いたところ、今のところ処分のよていはなく、新規の展示機の予定は、新たに展示したいが展示機の輸送や設置などは駐屯地の予算が必要だが、ここの駐屯地はそれに使うお金ががないので展示できないとのことでした。
防衛庁が各地に展示する機体の輸送費くらいは出していただけたら自衛隊の広報として有効と思うのですが、民主党政権の今の時代ではだめでしょうね。
次は駐屯地からそんなに離れていない場所にある京山ソーラー・グリーン・パークに置かれているF-104Jです。
部隊記号から退役時は第9飛行隊(八戸駐屯地)所属だったようです。
OH-6J(31089)
笠岡ふれあい空港のホームページを見ると、この位置にはひまわりが満開の写真が掲載されていますが、今年はとうもろこしを植えているようです。
この日は呉に宿泊する予定でしたが、急遽変更して広島県府中市のホテルに飛び込みで泊まりました。
以上7月21日のレポートでした。
尚、8月6日から8日まで千歳航空祭に行ってきますので、次号は千歳航空祭のレポートとなり、中国地方撮影旅行No,3はその後になると思います ご了承ください。
富士 FA-200-160(JA3504)
所有者によると、1998年9月3日にこの場所で行われた佐藤建設50周年記念の建物等の展示会の目玉展示品として当時の社長さんが設置したとのことです。
佐藤建設とヒコーキ雲で紹介していますが、佐藤建設は廃業したので個人宅とさせていただきます。
まずはOH-6Dからです。
○ 佐 藤 建 設 改 め 個 人 宅
新幹線に乗ると岡山駅付近の北側に小高い山がありその上に展示しているので、新幹線に乗って岡山駅を通るたびに行ってみたいなと思っていました。
弾薬支処と施設隊が所在する駐屯地です。
ここに展示しているOH-6Jは、正門を入ってすぐのところに展示していました。
○ 陸上自衛隊 三軒屋駐屯地
見学申請をするときには見学時間が必要ですが、前の見学が長引いたり、車で行く以上渋滞などでちょうどその時間に行くのは難しいので、できるだけ到着時間がわかりやすい最初の見学地を三軒屋駐屯地にしました。
自衛隊は12時から休憩時間に入ると思われるので、12時前には行くと伝えていたのですが、なんとか11時40分に到着いたしました。
1986年6月9日私が撮影したAero Commander 520(JA5001)
○ 京山ソーラー・グリーン・パーク